破水からの爆誕48時間

ガンジス河

みそ長男爆誕! 密着48時間!

写真はガンジス河(ガンガー) その河は世界・・・↓

 

出てこようとする手助けの為か

医師が水道管の大きさくらいのバルブを持って

硬いようで「ぐるん」「ぐるん」と一回ずつ回している

(僕がそれを嫁の肩の方から見ているシーン)

 

手は真っ赤に染まっていて

それは滑り感のある赤い液体で

 

医師は躊躇なくバルブのような物を足の付け根でぐるんぐるんと回す

もう一人の医師が嫁のお腹をタイミング良く押し

医師のバルブの「ぐるん」とそのお腹の押し込みが数回続いた時

緑で黒くてぬるっとした固体が足の間から見えた

何も動かない質の悪いB級映画を見ているようだけど

今までお腹の中で動いていた物が形になって現れた

涙が出て震えが止まらなかった

 

それが僕の長男誕生の瞬間で、すぐに泣き声が聞こえてきました。

すぐにというのは実際の話で、僕の感覚的にはとてつもなく長く感じました。

 

泣くのか、泣かないのか、大丈夫なのか。

 

生きているのか!?

 

今まで何ヶ月も嫁さんのお腹の中にいたのに、

それが一つの生き物として外に出てくる。

なんというか、

改めて僕達は動物として生きているという実感が。

こんなシーンの中で何故か客観的に見ている自分がいました。

 

とにかく、無事に出てきて良かったです。

生という反動の代償は嫁さんが支払ったと思います。

48時間のもうろうとする意識の中で、

5分置きの地獄にも耐え抜き、

中々開かず息子の心拍も弱まってきた中での軽い強行的手段を取り、

バルブの土台となった母体には少なからずダメージを負いました。

 

『男ってなんて無力なんだ!』

(これから恩返ししていこう)

 

生があるところには、少なからず代償はあるものなのか。

物事には必ず反動という事象が生じるのか。

 

と、なんだか哲学的な事も考えてしまいました。

 

僕が行ったインドのガンジス河は、

ガンガーと呼ばれヒンズー教徒には生であり死の河でした。

 

ヘドロの量が凄くって、人間が許せるレベルの何倍も汚いようです。

足先はもう田んぼに入ったような感じでしたね。河なのに。

そして手で水をすくうとガチでコーヒー牛乳の色です。

「ガンジス河でバタフライ」とかの影響で沐浴も流行ってますが、

危険ですので本当にやめた方が良いです。

 

僕は何度も頭まで潜りましたが。

 

そんな衛生的には汚い河なのですが、

ヒンズー教徒にとっては、お祈りをしたり、沐浴をしたりと聖なる河なのです。

 

聖なる河なのですが、

洗濯をしたり、歯磨きをしたり・・・

と、実際のところは「生活感が丸出し」でイメージ台無し!といった印象。

 

まぁとにかく、ガンガーは彼らにとって生活の一部である事に違いありませんでした。

 

河沿いには火葬場があります。

そこで死を迎える為に自分を燃やす薪を買って死を待つそうな。

写真は撮っちゃいけなかったのでずっと見てました。

 

そこで人が燃えてゆく姿を。

 

骨は燃えないので棒のような物で細かく砕いたりしているようで。

2時間以上かけて燃やされて灰となり、再びガンガーへと流れて行きました。

 

インド人の手漕ぎボートに乗って河に出てみた時、

緩やかに見えた河の水流は意外と速く、

火葬された人へ向けた花や飾りなど色々な物も流れてきて、一緒に河を流れてみました。

 

河から見る河沿いの生活はとても色鮮やかで、

様々な商売があって、様々な儀式があって、インド中から人が集まっていて、

近くで人が火葬されて流されている事を、みんなが忘れてしまっているかのような。

生と死の矛盾、相反するものが、実は、そうではないような。

そう、考えているだけで、インドの臭いがしてきます。

 

・・・

 

長男が産まれて三日ほどですが、

何度も何度もあのシーンを思い返してしまいます。

 

バルブのような器具に血がべっとりとついていて

それが硬いようで、あの機械的にぐるんぐるんと固定された物を回す感じ。

バルブを回すと緑の黒い物がぬっと出てきて

それは何ヶ月もお腹の中で動いていた息子で。

生きてくれていて良かったと一緒に感動するシーンを。

 

 

▼PS

インドの写真を貼ってみます。

ガンジス河

↑ガートに集まる人達

ガンジス河

↑洗濯シーン

タージマハル

↑タージマハル 完璧なシンメトリーに眩しい白大理石

 

ガンジス河って本当に面白いところです。

また、インドについては「スラムドッグミリオネア」という映画

アカデミー賞を取ったのですが本当に良い作品でオススメです。

ではまた次回ですね!

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2013年1月22日 | コメント/トラックバック(2) | カテゴリー:未分類

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コメント

  1. ユウコ より:

    みそさん、ご長男お誕生おめでとうございます。
    私ももうすぐ2歳になる息子がいるので、ついつい
    手に汗握って読んでしまいました。
    奥様に対して、これから恩返ししていこう。
    と、サラッと書いてあるところに「みそさんイイ!」
    と思わずコメントしました。
    インドの写真も素敵です。
    これからも、楽しみにしています。

  2. みそ より:

    ユウコさん

    コメントありがとうございます
    ユウコさんにも小さなお子様がいらっしゃるんですね
    やっぱり可愛いですよね!子供って
    日々癒される毎日です・・

    インドは本当に良いところです
    子供も大きくなったら家族でインドカレーを食べて
    タージマハルを見せてあげたいと思います
    家族の世界旅行が夢です

    ありがとうございました!


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